見た目のコンプレックスや衛生面から手術をすることも多い仮性包茎ですが、手術が1回で終わらないことがあります。
1回目の手術が思ったようにいかずに、修正が必要になることがあるのです。
修正手術が必要になる状態にはパターンがありますから、まだ1回も手術をしていないのであれば、1回で終わるような計画が必要です。
その計画を立てるために、よくある失敗パターンやどうしても避けることができないトラブルについて勉強するのがいいでしょう。
これをすることで体への負担が少なくて済みますし、必要以上の出費を抑えることができます。

傷跡の修正手術は珍しくありません

亀頭が露出する仮性包茎ですから、問題となるのは余分な包皮です。
これを切って取り除くことで常に亀頭が露出する状態になります。
雑菌が好む環境がなくなるため、衛生面で優れた状態になります。
その結果、嫌な臭いがしなくなり病気にかかるリスクも低減します。
仮性包茎手術で余分な包皮を取り除く方法はいくつかありますが、ドーナツ状に切り取って縫い合わせるのが一般的です。
縫い合わせるには糸を使いますが、現在は抜糸が要らない吸収される糸を選ぶことも可能です。
しかし糸の種類によらず縫合跡が汚くなってしまうことがあります。
具体的には縫合跡が盛り上がってしまったり、よれてしまったりするケースがあります。
他にも腫れがおさまらずに盛り上がった状態がずっと続くことも珍しくありません。
これらの症状は術後、時間が経ってから治療することができます。
よく行われる修正手術は電気メスを使って、傷跡を削る方法です。
完璧に傷がなくなるわけではありませんが、目立たなくなるため性交渉の時にパートナーの目を気にする必要がなくなります。
手術といっても軽いもので、擦り傷の一種ですから抗生物質の外用薬を塗って終わりです。
術後1週間ほどで包帯も必要なくなります。

ツートンカラーは包皮の余裕次第で改善可能です

仮性包茎の手術はドーナツ状に切って縫い合わせるため、縫合部分を境にして色が変わってしまうことが少なくありません。
ツートンカラーと呼ばれるもので、ひどいときには遠目からでも包茎手術を受けたことがわかってしまいます。
仮性包茎の状態がコンプレックスで手術をした人であれば、手術を受けた事実を隠したい人も多いと思います。
それを実現するためのツートンカラー修正手術は、受けられる人と受けられない人がいます。
そのボーダーラインは包皮の余りです。
術後かなりの時間が経過しても、いくらかの包皮は余っているはずです。
もし余分な包皮が全然なければ勃起した時に突っ張って痛みが生じるでしょう。
クリニックの医師はそれを計算して切除していますから、少しの包皮はあるはずです。
具体的な手術としては1回目と同じように包皮を切除して縫い直すことになります。
今回は切除する位置に気をつけて、色の差がなくなるように縫い合わせるのです。
もうわかったと思いますが、包皮の余裕がほとんどなければ丁度いい部分を見つけてメスを入れることができなくなるから、手術が不可能なのです。
1回目から術後、十分な時間が経過していれば包皮の状態が安定していると思います。
クリニックに足を運んで相談してみるのがおすすめです。

後戻りした場合も再手術が可能です

余分な包皮を適切な長さ切除しても、後戻りしてしまうことがあります。
これは皮膚が引っ張られる伸びる人間の皮膚の性質が原因です。
ドーナツ状に切除する部分は亀頭付近から恥骨付近まで幅広くあり、患者が選ぶことが可能です。
傷跡が目立ちにくい根元付近を選ぶ人も珍しくありませんが、後戻りしやすいことがデメリットです。
陰茎の中ほどは皮膚が伸びやすい傾向があるため、そこよりも下を切除すると中ほどが引っ張られて後戻りしてしまします。
術後時間が経過して後戻りすると、衛生環境の悪化や早漏化などのデメリットが再び出てきます。
これを改善する一番の方法は再び仮性包茎手術を受けることです。
1回目と同様に手術を受けることで理想的な状態にすることが可能です。
もし前回の傷跡が気になるのであれば同時に、電気メスで傷跡を削ぐ治療を受けられる場合もあります。
ただしそれは違う場所を切るときの話です。
前回と同じ位置にメスを入れて縫合する場合にはその必要はありません。
必ずしてほしいのは、1回目を受けてから術後時間が経って、なぜ後戻りしたのか考えることです。
これを把握せずに同じ手術をすると3回目の仮性包茎手術を受ける羽目になるかもしれません。

まとめ

包茎手術を受けて、傷跡やヨレが気になったら電気メスを使った修正手術を受けることが可能です。
前回の縫合箇所でツートンカラーが出た場合、包皮に余裕があるなら修正ができますが、余裕がないときは困難です。
なぜなら皮膚が突っ張って痛みを生むからです。
皮膚が伸びて後戻りをしたときは、前回と同じように包皮を切除して縫い合わせます。
後戻りは根元を切除する仮性包茎手術で起こりやすい傾向があります。
もし後戻りをしたのであれば、その原因を突き止めてから再手術をするのが得策です。
これを怠ればまた同じことの繰り返しになり、不必要な出費をすることになります。

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